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[ニュース考察] 厚労省の係長が年功序列に対し、損害賠償を起こしたことから見えること

係長コラム 「[ニュース考察] 係長が年功序列に対し損害賠償を起こしたことから見えること」Author 係長.net Category キャリア・転職


係長の役割

2014年10月22日(月)の報道によると、厚生労働省の女性係長が年功序列制度に不満を抱き、以下の訴えを起こしました。(webより抜粋しております。)

厚生労働省の50代の女性職員が「18年間、係長のまま昇進していないのは人事上の男女差別が原因だ」と主張して、国に損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。

訴えを起こしたのは厚生労働省の統計情報部に勤務する50代の女性職員です。
女性は国家公務員2種試験に合格して平成元年に旧労働省に入り、7年後に係長になりましたが、その後18年間昇進していません。これについて女性は「資格や仕事内容が同じ男性職員は課長補佐などに年功序列で昇進している。
厚生労働省は政策への女性の参画の拡大を打ち出し、性別による格差の解消を推し進めている立場なのに、内部では男女差別を行っている」と主張して、男性職員と同じように昇進していれば受け取れたはずの給与など660万円余りの賠償を国に求めています。
女性は、土日に大学院に通って経営学を学ぶなど努力したものの正当に評価されなかったと主張していて、会見で「女性を戦力として見ているとは思えず、どの程度まで評価しているか分からない。
上司に是正を求めても難しいので提訴することにした」と述べました。
訴えについて厚生労働省人事課は「訴状の内容を承知していないのでコメントできない。内容を確認したうえで適切に対応したい」としています。

NKH NEWS webより抜粋 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141021/k10015568481000.html
(※リンク切れが確認されましたので、解除しています)


この報道から考えさせられることは、

1.損害賠償まで踏み切ったのは、非常に思い切った行動であるこ

2.本人の努力や仕事に対し、適切にフィードバックされない人事制度であること
3.報道されるような一部のエリートを除いて、年功序列で悔しい思いをする係長は数多くいること

 以上が率直に思った事です。


 政府の進める「女性が輝く社会づくり」で、民間でも女性のキャリアを構築する世の中に変化しつつあります。


 最近では、女性閣僚の入閣によってキャリアを目指す女性がチャンスと感じたことと思います。ノンキャリアでも、キャリアでも、実力があれば昇進できると。


 ただ、女性大臣の不祥事で2人の大臣が辞めたことにより、「よし!これからだ!」と思っていた、働く女性の多くががっかりしたことも事実です。


 男性よりも女性の方が、年功序列という壁への不満や、悔しさは強いと思います。


 男性であれば、仕事をがんばっていても、がんばらなくても、普通に働いていれば50代にもなれば課長補佐くらいまでにはなれます。


 ただ、女性は男性と色々な場面で比較され、男勝りで男性と肩を張りつつも、上司にも適度にヨイショでき、上から引き上げられないと昇進はなかなか難しいのが現実。


 国家公務員のエリートサラリーマンは研修やセミナーなど自己啓発に精を出し、スキルアップで自分の技術に磨きをかけている方が多いと思います。


 その肯定の中で、仕事も実績を出せるようになり、自分に自信を持てるようになり、セルフイメージも確固たるものが築かれていきます。


 ところが現実を見てみると、仕事をほとんどしないようなオジサン世代がのうのうと高給をもらいながらのさばっている・・。


 しかも、確固たる人事評価のフィードバックが無い為に、自己啓発活動が果たして意味を成しているのか、何の為にやっているのかが分からなくなってしまうのです。



 「私は一体何の為に・・・?」



 これは私も経験がありますが、目標に向かって突き進む自分の軸がぶれてしまい、バーンアウト、「自分を見失う瞬間」が訪れます。



 では、実際に人事の評価はどうだったのか?という疑問も残ります。仕事はできる、スキルアップする為に日夜励んでいる。努力もしている。それが、仕事に対して生きていたのかどうか、誰もが認める実績になっていたのかどうか?


 第3者の人事から見て、評価できるのかというのがポイントになってきます。


 得た知識によって、獲得した実績は果たして評価に値するのかどうか。


 これが、人事のフィードバックです。


 「あなたは、○○で努力をしていることも分かっている、課長代理や課長補佐になる為には、○○が出来るようになってほしい。」というもの。


 そういったフィードバックが無く、いつまでも自分の努力が水の泡になっていると感じると、エリートは当然頭にきます。


 「自分のがんばりは一体なんだったんだ!!」と。


 でも、大体の人は、ここで諦めるのが普通。
 今回は、提訴という形で表面に浮上してきました。


 また、年功序列の大皿で働いている私達は、ある程度の勤務年数になれば、必然的に給料が高くなり転職も難しくなります。


 何より、転職しても同じような役職と給料が与えられ、国の事業のようにやり方1つで、世の中が変わってしまうようなダイナミックな仕事をさせてもらえるかなんて、誰も分からない。


 大企業でもなければ、中小企業では「事務の女の子」的な扱いしかされないのが、一般的。


 だから、「なおさら勝負をかける気持ちも分かるな・・・。」という気持ちになりました。


 私が考えるに、課長補佐よりも、係長・主査の方が実務上では、ものすごい量の仕事をこなしているように見えます。


 ただ、管理職になるとスキルとか仕事の効率や実績よりも、もっと人間くさいドロッとした所で物事が動いている感覚があります。



 業務リーダーとして、毎日激務に追われる実務のプロフェッショナルの立場と、部下を統率し、部門調整の根回しや、上司の好き嫌いを掌握した行動、上司の気持ちなどを察した行動など、一見面倒な「人間臭さの仕事術」を意識しながら仕事をする2重の立場は容易ではありません。


 報道機関によると、政府とる労働団体との「年功序列」を廃止する議論が活発化されておりますが、この提訴問題とも併せて注視したいところです。

 

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